能登島鰀目(えのめ)の定置網に、およそ2mのヨシキリザメがかかりました。
網から引き揚げたところ、残念ながら死亡が確認されたのですが、
なんとこのサメ、メスのヨシキリザメで、お腹から子どもの尾ビレが見えていたのです!!
慌ててお腹から取り出してみたところ、29尾ものサメの赤ちゃんが出てきました!
早朝、水族館にいる職員に急いで連絡し、
軽トラックの荷台に乗せた水槽に入れ移動。
水族館の予備水槽に入れてみたところ、
頼りなくではありますが、
なんとか泳ぎ始める赤ちゃんたち。
その姿にほっと一息。
赤ちゃんの体長は30cm~50cmほど。
☆ヨシキリザメは世界中に広く分布しており、日本でも全域で見られます。
能登近海では冬から春にかけて見られます。
大きくなると最大4mになるサメです。背中が青いのが特徴。
ホッとしたのも束の間、ここからが問題です。
餌を食べなければもちろん生きてはいけませんよね。
そこで、水槽にも落ち着いた夕方頃、カタクチイワシを入れてみました。
すると、、、
餌に反応し、食べようと動き回る赤ちゃんたち。そして、バクッ!
さすが、サメです。餌に対するどん欲さがよくわかりました。
全ての赤ちゃんが食べたわけではないですが、
これからどんどん餌を食べることを期待し、
元気な姿をお見せできるよう育てていきたいです。
たけちゃん