今年初、フンボルトペンギンの赤ちゃんの体重測定をしました。
体重は980gと順調に育っています。
毎年、ペンギンは産まれて育っていますが、このヒナはここまで来るのに
約10年かかったペアのヒナなのです。
実は、このヒナのお母さんペンギンは、水族館にやって来てから、どのペンギンともペアを組まず、
10年たちお見合いの結果、ようやくヒナを育てられるまでになりました。
そして、お父さんペンギンですが、こちらも前のペアとは産卵まではいっていたにもかかわらず、
一度も卵が孵化することなく、いつしかペアのペンギンも卵を産まなくなり、
その数年後、ペアを解消してしまいました。
そこで、この2羽のお見合いを計画し、見事に今年の2月に産卵し、4月にはヒナが誕生しました。
しかしながら、初めての子育てということもあり、結局ヒナは1週間ほどで死んでしまいました。
今年はもう無理だろうと諦めていましたが、フンボルトペンギンは1年中産卵可能な種類なので、
『今年2回目の産卵を…』と計画し、初の試みでしたが、見事2回目の産卵に成功しました。
初めてづくしのヒナですが、順調に成長しているので、今後も見守っていきたいと思います。
ハナちゃん