2018年も残すところあと少し。
のとじま水族館は本日をもって、今年の営業は終了です。今年もたくさんのお客様にご来館いただいたことを、心より感謝申し上げます。明日から3日間は水族館も休館し、年越し準備にとりかかりますので、ご注意ください。
さて、私もんちゃんはと言いますと、最近引っ越しをしまして、新しい住居での初年越しとなりそうです。大掃除も引っ越したばかりなので楽だなぁと、ひそかに嬉しがっております(笑)
そんなことはさておき、のとじま水族館の生き物たちも、年越しです。
「今年もありがとう。来年もお互い元気に頑張ろうね。」
言葉が通じれば、こんな挨拶もできるのになあ。。。
こんなことをふと思いました。
この仕事をしていると、言葉が通じればいいのに。と思うことは山ほどあります。
体調を崩したイルカがいると、「どこが痛いの?気持ち悪いの?」と聞ければどんなにいいかと毎回思います。
しかし思ってばかりでは何もわかりません。なので私たち飼育員は、生き物たちの日々の様子をしっかりチェックします。餌はしっかり食べているか、目はパッチリあいているか、変わった動きはしていないか、少しの異変も見逃すわけにはいきません。少しでも変わった動きがあれば、獣医さんに相談して、必要であれば採血をし、病院で検査をしてもらいます。
この採血は、定期的にも行っており、のとじま水族館では月に1回行っています。
そんな中、最近の採血で、私の担当しているカマイルカ(愛称 ニッシー)が、脱水(体の中の水分が足りていないこと)になっている疑いがでたのです。実はこんな時のために、カテーテルを口から入れるトレーニングを行っていました。そのおかげもあり、今、経口補液での脱水改善に取り組んでいます。
その様子がこちら
カテーテルを、だいたい80㎝ほど口から入れます。そして漏斗から、吸収のしやすい飲料水を流し入れるのです。
これをしばらく続けていき、脱水が改善してくれることを願っています。
幸い、動きや摂餌に問題はないので、来年も健康に過ごせるよう、ニッシーと協力して健康維持に努めたいと思います。
そしてイルカ達の健康管理を行うためには、自分の健康管理もしっかりしなくてはいけません。寒さにめっぽう弱い私も気を付けなければ…(; ・`д・´)
今年水族館へお越しくださった皆さんも、今年は来られなかった皆さんも、お体には十分気を付けて、年末をお過ごしください。
今年も大変お世話になりました。くる年2019年も、のとじま水族館をどうぞよろしくお願いいたします。年が明けた元旦から営業しておりますので、皆さんのご来館を、生き物たちと共にお待ちしております。
来年も素敵な年になりますように。
2018年最後の正面写真は、私の担当カマイルカ、ニッシーで‼
正面というより、口の中(笑)
それではまた来年!!
もんちゃん