北陸地方も梅雨が明け気温がグングン上がり本格的な夏がやってきましたね!
今回は先日、島の漁師さんから搬入したアオイガイを紹介します。
みなさんはアオイガイという生きものを知っていますか?名前に「カイ」と入っているので巻貝や二枚貝の仲間だと思われがちです。実はアオイガイとは貝の仲間ではなくタコの仲間なのです!!
ご覧ください。これが生きているアオイガイです。僕自身生きている姿を見るのは初めてなのでとても興奮しています!
不思議な姿をした生きもので貝殻をもっていますが、オウムガイや巻貝とは少し違います。この貝殻を作ることができるのは雌だけです。孵化してしばらくすると先端が広く膜状に変化した腕から炭酸カルシウムを分泌してそれが貝殻になります。成長して大きくなると産卵した卵を収納する入れ物として使われるのです。雌は全長25㎝ほどに成長します。雄は貝殻をもたないので大きくなっても全長5㎝ほどです。改めて雌の貝殻を見ると美しくて神秘的なのがわかりますね。
本当は写真ではなくみなさんに生きている姿を直接見てもらいたいのですがアオイガイが搬入されてくるときの多くが瀕死状態で今回もそれに近い状態で水族館に搬入され3日経った今日、残念ながら死んでしまいました。飼育が難しい生きものですが次に水族館にやってくるときはみなさんに生きている姿を見せられるように飼育技術を磨いていきます。