皆さん~こんにちは!
よっしーです!!
今回は最近目撃した決定的瞬間を、ご紹介したいと思います。
それがこちら!!
いったい何が起きているのか解説すると、写真に写っているのは「ヒシガニ」という種類で、中央のメスのヒシガニがまさしく脱皮を行っている最中なのですが、その上にオスのヒシガニががっちり乗っかっている状態です!!
こ...これはあの噂の『交尾前ガード』じゃないですか!?!?!?
はい、この『交尾前ガード』とは何のことかといいますと、交尾の前にオスがメスをハサミでつかんだり、押さえ込んで確保する行動のことです。カニ類だけでなく、エビやヤドカリの仲間にもみられる行動です。
なぜ、そのようなことをするのかというと、エビやカニなどの甲殻類のメスは脱皮後の体がやわらかいタイミングでしか交尾ができない種類が多く、交尾を狙ったオスが確実に成功させるためにこのような行動をとると言われています。
その後もこのヒシガニのオスは、メスが脱皮を無事終えた後もガードし続けており、
(これは交尾行動も見られるのでは?)と期待していたのですが...
ずっと上から押さえ込むばかりで...メスの殻も徐々に硬くなっていき...
↑ (目の前の抜け殻と比べると倍近くの大きさになっています!)
最終的には丸一日以上オスはメスに乗っかったままでした(笑)
残念ながら今回は交尾までは至りませんでしたが、ヒシガニの貴重な行動を目撃することができました。
これも厳しい海の中で生き抜くための生存戦略の一つなのでしょうね。
ちなみに丸一日乗っかられ続けられたメスはかなりうっとうしそうにしていました(笑)