みなさんこんにちは!海獣担当のハナちゃんです。
今回から飼育員の知られざる裏側の作業をご紹介していこうと思います。飼育員の仕事は動物のお世話ですが、それに欠かせないのが「ものづくり」です。水族館の動物たちに合ったものはお店で販売していません!そこで飼育員による手作りが必要になってくるのです。ハナちゃんもこれまでに数々のものを作ってきましたので一つずつ紹介していこうと思います。
第1弾は「ペンギンの網戸」です。
ペンギンたちの巣穴は夏になるととても暑く、風通しも悪くなるため、雑菌などが発生しやすい環境になってしまいます。そこで、既存の扉の内側に換気用の網戸を取り付けました。まずは扉内側のサイズを測り、その大きさで網戸を作成していきます。
角材を利用し上のような工程で作成していきます。
これを巣穴裏の扉へと設置します。
左側が設置前で、右側が設置後です。
これにより空気がしっかりと入れ替わり換気をすることができます。マゼランペンギンは湿気が苦手なため、これで安心して巣穴へ入れることができます。網戸の大きさも網の目もDIYでなければ作れないものなのです。
見てもらえないのは残念ですが、こんなところもしっかりと管理しています!