昨年はコロナ禍で自粛のため閉館となり、館内はシーンと静まりかえっていましたが、夏休みに入ったこともあり、連日子どもたちの元気な声が聞こえています。
やっぱりいいですねー♪感染対策をしっかりやりながら営業しますよ!
さて、『能登の里海を未来へ!展』が始まって、早2週間が経ちました。
里海がテーマですが、それを紹介する中に里山もあり、カブトムシやカエルなども展示し、色々な生きものを見ることができる企画展となっています。
そこで、企画展の生きものをピックアップし、より興味をもってもらえるように紹介していきます。
第一弾は、『ホソエガサ』です。
聞いたことないなーと思う方が多いのでは?・・・実は私自身もつい最近まで知らなかったんです。
↓こんな生きものです
なんと海藻の仲間なんです。
水深の浅い、透明度の高い場所で生育します。高さ4~5cm、成長すると頂部に傘状の胞子嚢(ほうしのう)を形成します。この見た目から、英名では❛人魚のワイングラス❜とつけられているんです。
※とても繊細なので、展示が難しくもあります😢
能登半島を北限とし、世界でも見られる種類ですが、沿岸整備などで環境が変わるとすめなくなり数が減ってきています。そのため日本では、絶滅危惧種に指定されています。ですが、能登島では毎年生息が確認できている場所があり、少しずつ生息場所が増えているようです。
企画展でホソエガサを展示できるのは、近くにとてもキレイで豊かな海があるおかげです。この海を守るために、私たちができることは何かを考えていきたいですね。
たけちゃん