みなさん、こんにちは!
前回の10月8日「骨と関節の日」に続いて、今日10月16日は「脊椎の日」。
(前回の日記はこちら→骨と関節の日)
脊椎とは頭蓋骨の真下から尾椎骨までの部分で、背骨にあたるところです。
動物は背骨がある脊椎動物(人・イルカなどの哺乳類、魚、鳥など)と背骨を持たない無脊椎動物(タコなどの軟体動物、ヒトデなどの棘皮動物、昆虫など)に分けられます。
今回紹介するのは前回に引き続き、脊椎動物のイルカ。
イルカの脊椎についてお話しましょう。
前回、胸ビレには骨があり、背ビレ・尾ビレには骨がないということを紹介しました。
実はこの2つのヒレは皮膚が変形したものなんです。
その中でも、速く泳ぐための推進力を生みだしている尾ビレのお話。
イルカの尾ビレの中はこんな感じ。
またしてもこめちゃんが書いてみました。
イルカの尾のヒレには骨はありませんが、真ん中に尾椎骨があります。
それではなぜイルカは速く泳ぐことができるのでしょうか・・・
尾ビレのもう少し上を見てみましょう。
こんな感じになっています。
ここで注目していただきたいのがこの骨(青丸で囲った骨)。
V字骨といわれる骨です。
正面から見ると・・・
アルファベットの「Y」に見えなくもないですが、これが「V字骨」 と言われる骨です。
ここでイルカの泳ぎ方を想像してみましょう。
イルカは魚とは 違って横向きに尾ビレがついており、それを縦に動かして 泳いでいます(ドルフィンキック)。
このV字骨で筋肉を支えることで尾ビレの上下運動が しっかりとでき、速く泳ぐことができるんです。
この骨はイルカだけでなく、しっぽが強いカンガルーや恐竜にも あるそうです。
そんな尾ビレ。
水族館でイルカの泳ぎに注目してみてください。
こめちゃん