突然ですが、こちらの写真に魚がいるのですが…見つけられますか?
牡蠣殻の間をぴょこぴょこと移動するこちらの魚。
そう、私ザワちんがこの世でいちばん好きな魚、”ナベカ”です。
このナベカたち、実は展示生物としてこの水族館にやってきたわけではありません。
ナベカは、海ではこのように牡蠣やオオヘビガイという渦巻き状の形をした貝の殻に身を潜めて生活しています。そのため、こちらの水槽の立ち上げの際に、飼育員がレイアウト用に採集してきた牡蠣殻の中に潜んでこの水槽にやってきました。
パッと見ではなかなか見つけられないですが、時間をかけて目を凝らして観察をすると、牡蠣殻の間から顔を出している姿や、ぴょこぴょこと移動する姿を見ることができるかもしれません。
ナベカは英名で”elegant blenny”、直訳するとエレガントなギンポといいます。日本各地の海辺で見かけることのできる種類にも関わらず、観賞魚のように鮮やかな黄色と縞模様が美しい魚です。(ちなみに、学名にも”elegans”という文字が入っています!)
また、犬歯があるので噛まれると意外と痛いところも美しい見た目とのギャップがあって素敵です。
ナベカの可愛い所は、なんといってもその動きにあります。岩場をぴょこぴょこと移動し、貝殻の中から頭だけを出して目をきょろきょろと動かして周囲を警戒している姿は、なんとも言えない可愛さでずっと見ていても飽きません。
残念ながら、今回の水槽の主役ではないのでナベカの魚名板は掲示していません。
でも、そんな魚名板に載らない名脇役たちはまだまだたくさんいるので是非館内を探してみてくださいね!
ナベカを見つけたら、私に教えてくださいね?(小声)
以上、ナベカ限界ヲタクことザワちんでした。