皆さんお久しぶりです!! よっしーです!!
最近は暑さも少し落ち着いてきて、自宅でもクーラーを使うことが少なくなってきました。
今回は私が担当しているウミウシの話で、今年の夏に新しく採集したウミウシを紹介したいと思います。
まずトップバッターを飾るのが「クロコソデウミウシ」
黒色の体色に黄色の触角が特徴的な種です。
本種は外来種とされており、本種のエサとなるコケムシ類(苔虫動物というグループに属する生きもの)が船底に付着していることが多く、そのコケムシにくっついて世界各地に分布を広げたといわれています。魚港に浮かぶブイや船の係留ロープにもよくコケムシが付着している状態で発見されることが多いので、港で見つけることができるウミウシです。
お次に紹介するのが「ツガルウミウシ」
全長1~2cmほどの小さなウミウシです。名前の由来は津軽地方で最初に見つかったからといわれています。少しまぎらわしいのが「ツルガウミウシ」という種のウミウシもいるため、どっちがどっちか分からなくなることが度々ありました。(見た目は似ても似つかないので、興味のある方は調べてみてください)
最後に紹介するのが「ミツイラメリウミウシ」
全長が1cmいくかいかないほどの、ひじょーーに小さなウミウシです。本種を採集した飼育員曰く、「動いているのが見えた」と証言していましたが、ここまで小さなウミウシを海中で見つけられる自信が私にはありません...
種類を判別する際も肉眼では怪しかったため、マクロ用のカメラで撮影してやっとこさ種類を判別することができました。
↑金魚網との比較
能登島でのウミウシ採集を始めて、毎年初めて見るウミウシとの出会いがあります。自分がよく見ている海に何十種類もいるとは思わなかったため、日々感動しています。この感動を皆さんにもお届けできるようこれからもウミウシの展示を続けていきたいと思います。
よっしー