みなさんこんにちは。イルカ・アシカチームのMAXです。地震の影響でイルカとアシカが他園館に避難している間、私は魚類やペンギンの飼育の手伝いをしていました。今回はペンギン飼育のお手伝いについてお話します。
屋外のプールで展示されているマゼランペンギンは、夕方には各々の巣穴に帰します。それぞれきちんと帰る場所が決まっているのです。個体によっては小さな柵を越えて家に帰すのですが、それは飼育員がペンギンを持ち上げて越えさせます。全てのペンギンがおとなしく持ち上げさせてくれたらよいのですが、鋭いくちばしでつついてくる個体もいます……(めかぶ、君のことだぞ)。
普段からペンギン飼育を担当している海獣チームは上手に持ち上げる一方で、お手伝いの我々イルカ・アシカチームはもれなくつつかれてしまうのです。ペンギンにつつかれずに柵を越えさせるにはどうすればよいか。そこで、我々が導き出した答えがこちら。
スロープを作りました。このスロープの素材の一部は、かつてイルカ・アシカショーで使われていた、おばけ撃退装置ハロウィーンです。役目を終えた道具は、このようにして何かしらに再利用されることが多々あります(SDGs!)。
水族館を隅々と見わたすと、地震前と変わったところがたくさんあります。みなさんも、before afterを探してみてくださいね。
MAX