みなさん、こんにちは!
先日ここのとじま水族館でも初雪が見られ、いよいよ冬本番に入ってきましたね。
さて、先日のすいぞくかん日記でカマイルカの「ミク」の近況について皆さんにお伝えしましたが、今回は「キン」についてお話ししていきたいと思います。
キンは和歌山県にあるアドベンチャーワールドに受け入れをしていただき約10カ月避難をしていました。
避難する前も体調も崩すことが少なく、性格も活発で魚が大好きで、とてもトレーニングもしやすいイルカでした。
キンが当館に帰って来た時にアドベンチャーワールドの方たちが「キンは本当に賢い!」と大絶賛しており、避難先でも当館にいた時のままに過ごしてくれていたんだと安心しました。
ですが・・・キンは当館で飼育しているイルカのなかでも1番体重が重く、体の大きさも1番大きいイルカです。そのため、トラックからプールに移動するときは飼育員全員が息切れをしながら搬入しました。これもまたいい思い出です。
先日のミクの際にもお話ししましたが、地震の直前に覚えた種目をまだ覚えているか、この現象がキンでも起こりました。キンの場合、イルカショーでも定番のジャンプ、「フォーメーションジャンプ」が直前に覚えた種目でした。それに加えてキンのジャンプにはかわいらしい癖がありました。
それがこちら!!
ジャンプの途中にサインを出しているトレーナーの方を見て、「ほら見て!ちゃんと跳んでるよ!」「かっこいいでしょ!」と言わんばかりにジャンプをするんです。
同じプールにいるニッシーがジャンプしている時の写真がこちら!
普通はこの姿勢なのですが、キンはあの姿勢になってしまうみたいです・・・(笑)
地震後も変わらない姿を見ることができて一安心しました。これも大切に飼育してくださったアドベンチャーワールドの方々のおかげだと思っております。改めて感謝申し上げます。
現在、キンはイルカたちの楽園水槽で飼育中です。ぜひ当館にお越しになった際にはキンの癖のあるジャンプにも注目です!!
しんちゃん