ラナン
ラナンは1996年に、水族館にやってきました。沖合いに設置されている定置網に迷い込んで尾ビレにケガをしていました。スタッフ一同懸命に治療を行いました。しかし尾ビレは両端からどんどん白く変色し、傷の進行はなかなか止まりません。約5ヶ月で治療は終えたのですが尾ビレは半分位まで小さくなりました。
ラナンは尾ビレが小さい為、他のイルカ達のようには泳げません。ですからイルカショーには参加をさせず、あまり人目につかない所でひっそりと1頭で飼育する事がほとんどでした。
本来カマイルカは群れで生活をしていますので単独でいる事は精神的にもあまり良い事ではありません。さらに他のイルカに比べ運動量が少なくない為、太りすぎも心配でした。
(ヘビースモーカー)