今回の主役はフトアシウミシダです。トラフウミシダと比べ大きく、腕(葉のような部分)の数が多い種です。前回と決定的に違うのは付いている相手が魚だということ。普段は岩などにくっついているウミシダが魚につくなんてめったに見られない光景、ありえな~い姿です。くっつかれた魚は迷惑そうに体を揺さぶってウミシダを振り払おうとしていますが、なかなか取れない…しばらく格闘するも、結局はあきらめムード。で、右の写真はその時のものです。
今回、迷惑を被ったのはイズカサゴくん。大きな害があるわけではないのですが、その時はイヤな思いをしたに違いありません。翌日には何食わぬ顔で泳いでいましたけどね。
(M.K)