皆さん、こんにちは!
私たち人間は壁に張り付いたり、ガラスに張り付いたりすることはできません。
張り付くことができたらいいのになと思っていると、その日に限って水族館内でガラス面に張り付く生きものを多く見かけたので紹介しましょう。
まず、よく張り付いているヒトデ。
このヒトデはマヒトデ。
ヒトデたちは、たくさんある管足と呼ばれる足の先に吸盤がついており、それを使って 張り付くことができます。
その他にも、移動したり、エサを食べるときにも使っているんですよ。
よーく見てみると、1本ずつ幼虫みたいにくねくねと動かしているので、見てみてください。
続いて、テングニシ。
テングニシは肉食性の貝で自然界では 巻貝などを食べています。
ガラスに張り付いている部分は身で 刺身や酢の物などで食べられているそうです。
しかし、テングニシの唾液腺にはテトラミンという毒があるので食べる際はしっかりと取り除いて食べてくださいね。
最後はマダコ。
岩と岩に身を潜めていることが 多いですが、この日はガラス面に張り付いて 吸盤のアピール。
実は、タコのオスとメスの見分け方は 吸盤にあります。
吸盤が大きくて不揃いに並んでいるのが、オス。
吸盤が小さくてきれいに並んでいるのが、メス。
そして、オスの8本の足のうち1本だけ先まで 吸盤がありません。
これはメスに精子を渡すために 使う交接器となっているんです。
ガラス面に張り付いていたらオスとメスを見分ける絶好のチャンスですよ。
じっくり見ていると睨まれました(笑)
どうでしたか?
今回紹介した生きもの以外にもたくさんの生きものが張り付いているときがあります。
どうやって張り付いているか観察してみてくださいね。
~おまけ~ 「すいぞくかんの変わりもの」コーナーのテナガダコの水槽にいる巻貝
こめちゃん