みなさん、こんにちは!
先日、イルカプールの掃除を久しぶりにしました。
すると、壁や底面にたくさんの糸こんにゃくらしきものが たくさんくっついていました。
さわり心地もまさに糸こんにゃく!
何だこれと思いながらみんなで掃除を続けていると今度は海藻みたいな塊が動きはじめたのです。
またしても何だこれと思いながらみんなで観察をしていると、ある職員が「それ、ウミウシだよ」と言いました。
実は、ウミウシとウミウシの卵だったのです。
後ほど魚チームの方に聞いたところ、「フレリトゲアメフラシ」と「クロスジアメフラシ」という生きものでした。
数えてみると、十数匹いたそうです。
さて、水族館の変わりものコーナーの突き当りにある、60㎝の水槽に展示しているウミウシたちも水槽内で卵を産んでいました。
実はアメフラシとウミウシはどちらも貝の仲間なんです。
卵を産んでいるウミウシは2種類いました。
①ハナデンシャ 赤や黄色などの派手な体色をしており、「飾りつけをした路面電車」に似ていることからその名前がついたそう。
とても珍しい生きもので南太平洋やインド洋などの暖かい海に生息しています。
生きてこの水族館にやってきたことに魚類チームの方々は驚いていました。
普段は砂地に潜っていたり、水槽内を浮遊したりしています。
そんなハナデンシャも卵を産みました。
②ツノウミフクロウ シルエットが「フクロウ」に似ていることからその名がついたそう。
普段は砂地に潜っており、夜行性のため夜に活発に動きます。
死んだ魚や他の種類のウミウシを食べることもあり、海の掃除屋ともいわれています。
そんなツノウミフクロウも卵を産みました。
様々な体の形や色、卵を持つアメフラシとウミウシのおもしろさに皆さんもどっぷりはまってみてください。
こめちゃん