パンフレットや解説板に使われている生き物たちを写真に撮ることも飼育係の仕事の一つです。お客さんに見せる写真なので、できるだけ綺麗に撮りたいところですが相手は生き物ですからそう簡単にはいきません。
上の写真のように動き回っている生き物はピントが合わず、なかなかうまく撮ることができません。何度も撮って一番綺麗に撮れたものを選ぶか、偶然立ち止まってくれるまで待つしかありません。また、止まっていても撮る寸前に急に動き出してそっぽを向いてしまうような写真が撮れることもよくあります。
意外と多いのが、撮る寸前に別の生き物が割り込んでくることです。写真写りが良くても肝心の主役が隠れていては使い物になりません。思わず「お前じゃないよ」とボヤいてしまいます。
どうしようもないのは物陰に隠れてしまうなど、撮りようがない状態になってしまうことです。こうなると一旦出直して撮れる状態になるまで待ちます。写真のように、タコ類などはガラス面にべったりくっついて吸盤しか見えなくなってしまう事もあります。これはこれで面白い写真ですけどね。
ちょっと運任せなところもある生き物の写真撮影でした。
今後はすんなりと撮影に成功したいと願っています(;^^)
(店長)